ローヤルゼリーって何?

ローヤルゼリーにアイスクリームやシャーベットを混ぜる

ハチミツや糖類が配合された調整ローヤルゼリーに人気があるのは、求めやすい価格設定もさることながら、口当たりの良い味付けや飲みやすさにあります。
反対に、純度が高く栄養豊富な生ローヤルゼリーが敬遠されるのは、独特な味が美味しくないと感じる方が多いためです。
そこで、アイスクリームやシャーベットを混ぜることで、気になる風味がやわらぎ食べやすくなります。

酸味の原因はデセン酸と鮮度の良さ

生ローヤルゼリーが美味しくないといわれる理由は、ローヤルゼリーだけが持つ特有成分、デセン酸による独特の酸味や苦みのためです。栄養価が高く、含有量が多いほど高品質ですが、デセン酸が多く含まれるほど舌先に感じる酸味は強くなります。
また、鮮度が高いほど栄養価に優れますが、鮮度の良い生ローヤルゼリーも、酸味や苦みが強くなります。

調整ローヤルゼリーも栄養価が高いですが、糖類が入っている分カロリーが高くなる、一回当たりのローヤルゼリーの含有量が少ない、といったデメリットがあります。
また、加工の過程で栄養素が破壊されることも珍しくありません。
どうせ摂取するなら、栄養価の高い生ローヤルゼリーを試してみたいですよね。

冷たいアイスクリーム・シャーベットと混ぜる

常温での保管が酸化による劣化を招くため、生ローヤルゼリーの保管には冷蔵庫を使用するのが一般的です。このため、冷たい食べ物と相性が良く、アイスクリームやシャーベットの冷たさで鮮度を損なわず、甘みのある味で生ローヤルゼリーの独特な風味を和らげます。

混ぜ合わせるときには、アイスクリームやシャーベットに窪みを作ることがポイント、ティースプーン1杯の生ローヤルゼリーを窪みに入れて混ぜ合わせます。

ローヤルゼリーは、一日数回に分けて摂取することが理想ですから、ブレイクタイムに食べるアイスクリームやシャーベットと混ぜ合わせ食べてみてはいかがでしょうか。

低糖タイプを選ぶ

糖分の代謝がおこなわれるとき、一般的にビタミンB1が消費されます。この代謝には、ローヤルゼリーに含まれるビタミンB群が代用される場合もあるため、生ローヤルゼリーと混ぜるアイスクリームやシャーベットは糖分の少ない低糖タイプの選択を心掛けます。

ビタミンB1の不足は、集中力の低下や精神の不安定を招く原因です。低糖タイプのアイスクリームやシャーベットを選ぶことで、ローヤルゼリーのビタミンB群の減少を抑える期待が持てます。

混ぜ合わせるときの注意

アイスクリームやシャーベットの抹茶味が大好きという方も多いでしょう。ただ、生ローヤルゼリーと混ぜ合わせる際には控えることをおすすめします。抹茶に含まれるポリフェノールの一種、タンニンがローヤルゼリーの栄養吸収を阻害するためです。

タンニンは、鉄と結びつく性質があるため、抹茶味のアイスクリームやシャーベットと生ローヤルゼリーを混ぜた場合、ローヤルゼリー成分の鉄と結合しタンニン鉄となります。

タンニン鉄は水に溶けにくいため、腸から吸収されず体外に排出、栄養素である鉄の補給を妨げます。抹茶以外にもタンニンは、コーヒーや紅茶などに含まれているため、ローヤルゼリーの摂取を目的とした場合、これらの味の選択は好ましくありません。

木製かプラスチック製のスプーンを使う

ローヤルゼリーを食べるとき、金属製のスプーンを使うことは控えましょう。金属に触れることでローヤルゼリーの成分が反応を起こし、酸化が進む場合があるためです。鮮度が保たれた栄養素を摂取するためにも、木製かプラスチック製のスプーンを用いることを心掛けましょう。