ローヤルゼリーって何?

ローヤルゼリーとの飲み合わせに注意する飲み物

眠気覚ましやちょっとした休憩に、コーヒーや紅茶を飲む方は多いことでしょう。芳醇な香りやさまざまな味わいを楽しむと同時に、覚醒作用やリラックス効果を得ることができます。
食後に召し上がる方も多いコーヒーと紅茶ですが、ローヤルゼリーと飲み合わせが好ましくないことはご存知でしょうか。

コーヒーと紅茶に含まれている成分・タンニンがローヤルゼリーの吸収を減少させる

薬とは異なりローヤルゼリーは健康補助食品です。食品であるのに飲み合わせが好ましくないということを不思議に感じる方もいるでしょう。もちろん、コーヒーや紅茶をローヤルゼリーと同時に摂取しても副作用を起こすことはありません。
しかし、コーヒーや紅茶に含まれるタンニンの影響で、ローヤルゼリーの栄養が上手く吸収できなくなってしまうのです。
では、タンニンとローヤルゼリーについて詳しく見ていきましょう。

タンニンが鉄やタンパク質の吸収を阻害

ポリフェノールの一種であるタンニンは、鉄と結合する特徴があり植物性食品に含まれている非ヘム鉄と結合することで、タンニン鉄へと変化します。水に溶けにくい性質のため腸で吸収されず体外へ排出。くわえて、タンパク質と結びつくことで、タンパク質を凝固させる性質を持ちます。

このため、ローヤルゼリーとコーヒーや紅茶を同時に摂取した場合、ローヤルゼリーに含まれる鉄やタンパク質の吸収率が減少、栄養素の効果を十分に得ることができません。

コーヒーや紅茶を楽しみ、ローヤルゼリーの栄養効果を得るためには、それぞれ摂取する時間をずらすことを心掛けましょう。

タンニンが含まれる食品とは

栄養素の吸収効果を低下させるタンニンが含まれているのは、コーヒーや紅茶だけではありません。飲み物では、ワインやビール、緑茶やウーロン茶などが挙げられます。また、チョコレートやクルミ、シナモン、ブルーベリーなどの食べ物にもタンニンは含まれています。

ローヤルゼリーと一緒に飲んだり、食べたりしても健康を損なうことはありませんが、より良い栄養の吸収のためにも、同時の摂取は控えるべきでしょう。

栄養が損なわれるため、熱い飲み物や食べ物との飲み合わせに注意

また、ローヤルゼリーを摂取する場合には熱い飲み物や食べ物との飲み合わせを控えるべきです。ローヤルゼリーに含まれる成分の中には、ビタミンやミネラルなどの熱に弱い性質を持つ成分があるためです。

特にビタミンCは熱に弱く、加熱されることで成分が破壊されます。栄養豊富なローヤルゼリーを摂取しても、栄養素が損なわれた状態では摂取する意味がありません。

先に取り上げたタンニンのように、栄養の吸収を低下させる物質との飲み合わせと同じく、加熱された飲み物や食べ物にも注意を払いましょう。